腕時計のレザーベルト、種類と特徴は?
こちらの記事で腕時計のベルト素材について書きました。
メタル、レザー、樹脂、ナイロン等、素材によって実用面も見た目の印象もかなり変わります。
今回はその中でもバリエーションが多いレザーベルトについて、種類や特徴をまとめました!
レザーは種類や色のバリエーションが豊富
一口にレザーといっても、革の種類、染める色、加工の種類によって質感に差が出てきます。
メタルベルトもコマの大きさやブレスレットデザインで印象が変わってきます。マット加工や鏡面仕上げで光り方も変わります。しかし、金属の種類による色の違いは主にシルバー系かゴールド系でバリエーションとしては少なめです。
レザーは見た目に表れる違いがぱっとわかりやすいので、複数あればイメージチェンジしやすい素材だと思います。
どんな革の種類がある?
革の種類は多数ありますが、ここではよく聞くメジャーなものを挙げました。
※以下画像はこちらのサイトよりお借りしました
王道のカーフ
生後6か月以内の子牛の皮をなめしたもので、牛革の中でも最高級といわれています。
どんなシーンにも合う定番のベルトですので、迷っている方にはまずカーフをおすすめします!
柔らかくきめが細かいのが特徴です。その分傷がつきやすかったり、水分に非常に弱いという性質があります。中には防水が施された商品もありますので、気になる方は探してみてください。
細かい模様のリザード
トカゲの革です。模様が細かいため合わせやすく、牛革と比較すると耐久性もあるのが特徴です。コスパ重視の方におすすめです。
上記の商品は、トカゲの中でも高級品とされる「ナイルオオトカゲ」を使用したものです。
独特の模様のクロコダイル、アリゲーター
どちらもワニの革で、高級感のある印象です。
模様のばらつきがあるため使用できる部分が少なく、高価になってしまいます。そのため、牛革に型押ししたものも見られます。型押しか本物のワニ革かをよく確認してから購入しましょう。
写真上がクロコダイル、下がアリゲーターです。
アリゲーターの方が模様が大きく凹凸がはっきりしており、主張があるのがわかります。
仕上げ・加工によっても印象が変わる
仕上げや加工の種類も多数あります。腕時計のベルトに使用されている主な加工を挙げました。
型押し
革の表面に高温・高圧でプレスすることにより、人工的に凹凸を付ける加工です。
牛革に、ワニやオーストリッチ(ダチョウ)のパターンを型押ししているものがよく見られます。
カーフは傷がつきやすいですが、このように型押し加工をすることにより目立ちにくくなります。
スエード
革の裏面を起毛させたものです。カジュアルな雰囲気が魅力的です!
エナメル
革の表面を合成樹脂などでコーティングしたものです。
腕に当たる部分はなじみやすく、表面は水に強くなります。革独特の風合いや経年変化は楽しめません。
オイルレザー
革にたっぷり油を染み込ませたものです。柔らかく、耐水性が高いのが特徴です。
独特のつやがあり、傷がついても磨くことで目立ちにくくなります。手入れとしては、こまめに乾拭きしてあげることが重要です。
最後に
すでに革ベルトの腕時計をお持ちの方も、イメージの違う種類・加工・色のベルトがあるとファッションに合わせて変えられるので便利です。
これから買ってみようという方は、ぜひそれぞれの特徴を踏まえて選んでみてください(^^)
hoppesan